鉄仮面CEOの溺愛は待ったなし!~“妻業”始めたはずが、旦那様が甘やかし過剰です~
「君は俺のものじゃなかったか」
「そ、それはそうですがっ」
「じゃあ好きにする権利が俺にはあるよな」
噛んで含めるように言うと、心春はきゅっと眉を寄せ、そのまま頷く。間髪入れず、だ。
どれだけの信頼を寄せてくれているのだろう。彼女は、俺が彼女にとって嫌なことはしないと信じ切っている――なら、その信頼の応えないと。
たくさん気持ちよくしてやらないと。
俺はそう決めて心春から残りの下着もガーターベルトも脱がせてしまう。
一糸まとわぬ姿の心春は、夢みたいに綺麗だった。
強く合わせられた膝頭にキスすると、心春が潤んだ目で俺を見上げる。
胸を覆う手のひらを、恭しく持ち上げた。抵抗はない。
ただひたすらに緊張とその震えが伝わってくる。
愛してるという感情をたっぷりと籠めて、その手の甲に唇を押し当てた。そうして手を絡め、シーツに押し付ける。
指と舌と視線で、強張る心春を解していく。じきに零れだす上ずった声に胸がかきむしられる。ゆっくりと初心な身体に快楽を覚えこませていく。
心春の身体がすっかりと緩み潤み熱くなったころ、俺はようやくシャツを脱ぎ捨てた。心春が小さく息を吐いたのがわかる。
「どうした」
「あ、の……綺麗だと思って」
快楽にとろんとした瞳で、心春が呟くように言う。
「玲司さんが、健康に気をつかわれて……いつもちゃんと鍛えてらっしゃって……その努力の証ですから」
心春はそう言って俺の腹筋に指を伸ばし、這わせた。ぞくぞくと悦楽が背中を走る。
心春としては決して誘っているつもりではないのだろうが、俺からすれば理性を崩壊させる最後の一手だった。むしゃぶるように唇に噛みつく。心春の口内を存分に堪能しながら、手で彼女の太ももや膝を撫でて足を開かせ、そこに身体を割り込ませる。
「ふ、あ、玲司さ……っ」
キスの合間に蕩けるような甘い声で名前を呼ばれる。
「心春」
彼女をかき抱き、そう呼び返すので精一杯だった。
頭が真っ白になってしまうかのような時間だった。ひたすら心春を貪る。次第に快楽のために寄っていく眉の形に、余計に興奮を覚えた。
「玲司さあ……んっ」
彼女が俺にしがみつく。
その涙が滲む声に、必死で恋慕の色を探した。
目が覚めると、もう明け方だった。窓の外で朝日が滲んでいる。
ふと腕の中のぬくもりに目を向ける。
すやすやと眠る心春の髪は、すっかり乱れていた。全く、昨夜はどれだけ余裕がなかったんだか。素肌が触れ合っているのが、ひどく心地いい。
頭に頬ずりをすれば、現実感が遅れてやってきた。
本当に好きな人が、ようやく俺のものになったんだなあ。
心春は疲れ切っているのか、起きる気配がない。
しばらく髪を整えてやったり、頬を指でつついたり、そっと唇にキスを落としたりしているうちに、俺にも睡魔がやってくる。
「そ、それはそうですがっ」
「じゃあ好きにする権利が俺にはあるよな」
噛んで含めるように言うと、心春はきゅっと眉を寄せ、そのまま頷く。間髪入れず、だ。
どれだけの信頼を寄せてくれているのだろう。彼女は、俺が彼女にとって嫌なことはしないと信じ切っている――なら、その信頼の応えないと。
たくさん気持ちよくしてやらないと。
俺はそう決めて心春から残りの下着もガーターベルトも脱がせてしまう。
一糸まとわぬ姿の心春は、夢みたいに綺麗だった。
強く合わせられた膝頭にキスすると、心春が潤んだ目で俺を見上げる。
胸を覆う手のひらを、恭しく持ち上げた。抵抗はない。
ただひたすらに緊張とその震えが伝わってくる。
愛してるという感情をたっぷりと籠めて、その手の甲に唇を押し当てた。そうして手を絡め、シーツに押し付ける。
指と舌と視線で、強張る心春を解していく。じきに零れだす上ずった声に胸がかきむしられる。ゆっくりと初心な身体に快楽を覚えこませていく。
心春の身体がすっかりと緩み潤み熱くなったころ、俺はようやくシャツを脱ぎ捨てた。心春が小さく息を吐いたのがわかる。
「どうした」
「あ、の……綺麗だと思って」
快楽にとろんとした瞳で、心春が呟くように言う。
「玲司さんが、健康に気をつかわれて……いつもちゃんと鍛えてらっしゃって……その努力の証ですから」
心春はそう言って俺の腹筋に指を伸ばし、這わせた。ぞくぞくと悦楽が背中を走る。
心春としては決して誘っているつもりではないのだろうが、俺からすれば理性を崩壊させる最後の一手だった。むしゃぶるように唇に噛みつく。心春の口内を存分に堪能しながら、手で彼女の太ももや膝を撫でて足を開かせ、そこに身体を割り込ませる。
「ふ、あ、玲司さ……っ」
キスの合間に蕩けるような甘い声で名前を呼ばれる。
「心春」
彼女をかき抱き、そう呼び返すので精一杯だった。
頭が真っ白になってしまうかのような時間だった。ひたすら心春を貪る。次第に快楽のために寄っていく眉の形に、余計に興奮を覚えた。
「玲司さあ……んっ」
彼女が俺にしがみつく。
その涙が滲む声に、必死で恋慕の色を探した。
目が覚めると、もう明け方だった。窓の外で朝日が滲んでいる。
ふと腕の中のぬくもりに目を向ける。
すやすやと眠る心春の髪は、すっかり乱れていた。全く、昨夜はどれだけ余裕がなかったんだか。素肌が触れ合っているのが、ひどく心地いい。
頭に頬ずりをすれば、現実感が遅れてやってきた。
本当に好きな人が、ようやく俺のものになったんだなあ。
心春は疲れ切っているのか、起きる気配がない。
しばらく髪を整えてやったり、頬を指でつついたり、そっと唇にキスを落としたりしているうちに、俺にも睡魔がやってくる。