雨模様
休みの日に、本屋に出かけた私は、その帰りに雨に見舞われた。
「どうしよう…」
欲しい本がなかなか見つからなかったので、家からかなり遠い本屋にきていた。
この雨の中走って帰ったとしても、びしょ濡れになってしまうだろう。
どこか雨宿りできる場所はないかと辺りを見回した。
「あ、あそこで雨宿りしよう!」
すぐ近くに、喫茶店を見つけた。
私は急いで喫茶店に向かって走った。
「はぁ…」
雨の当たらないところまできて、私は息を整えた。
そして喫茶店のドアを開けた。
「いらっしゃいませ」
ドアを開けると同時に、カランカラン、とベルがなった。
店内はレトロな感じの落ち着いた雰囲気だった。
私はカウンターの席に座った。
「ご注文は?」
そう尋ねられて、メニューを見る。
「じゃあ、メロンクリームソーダください」

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