【短】過保護なふたりに縛られる。
私がはーちゃんにいじめられている最中、ずっと呑気に椅子に座っていたもうひとり。
「ゆーくん…っ」
「…なあに」
「なっ、なに…してるの!」
「俺?見てる」
見てる……って。
見てるんじゃなく、止めてほしい。
私がはーちゃんの膝の上で遊ばれているところなんか、見られるなんて恥ずかしい。
さすがは幼なじみ。
私の恥ずかしい部分も弱い部分もぜんぶ知っているのか、ゆーくんの優しいながらも形のいい眼差しが鋭く射抜いてくる。
それがなぜか、私のカラダの奥やお腹の奥をじんじんと熱くさせるのだ。
「み、見ないでっ、ゆーくんっ」
「やだよ。だって、俺たち以外の男に夢中なイケナイ子にはお仕置き……必要でしょ?」
そんなの耐えられない。
しまいには「もっとやっていいよ」だなんて、はーちゃんに言っているくらいだ。
そういえばいつかにはーちゃんは言っていた。