Keyless☆Night 初めて、なので。
恥ずかしい気持ちよりも、早くつながりたい気持ちが身体に出てしまっていて。

自分から脚をひらき、空気にさらされる部分がさっきよりも濡れているのを感じる。

雅貴くんは少しまぶしそうに私を見て、ひとつ息を吐く。

「好きです、叶絵さん……」
「あっ……ん、ああっ……」

挿入(はい)ってくる感覚に、震える身体と思わずあげてしまった声。

「……叶絵さん……」
「大丈、夫……動いて、いい、よ……」

ほんの少し感じた痛みも、雅貴くんの心配そうに寄せられた眉を見たら、なんか、ささいなこと過ぎて。

もっとやわらかく、つつみこんで、雅貴くんを気持ち良くさせてあげられたらいいなって、思ってしまった。

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