Keyless☆Night 初めて、なので。
最初は遠慮がちに動いていた雅貴くんも、だんだん私を揺らす速度をあげて。

「叶絵、さんっ……」

何度も、そのせつなげな呼びかけで、私の耳を侵して。

私もその度に、声にならないあえぎで応えながら、彼をやわく束縛した。



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