冷徹魔王な御曹司は契約妻への燃え上がる愛を手加減しない【極上スパダリ兄弟シリーズ】
「やっと寝れる」
仮眠室に行くと、奥にあるシャワールームでシャワーを浴び、簡易ベッドに横になって、スマホのアラームを七時にセットした。
「今日も私はよく働いた。頑張ったね、真理」
自分で自分を褒める。それは元気になるためのおまじない。
「明日も……ううん、今日もお仕事頑張ろう」
笑顔で言って目を閉じると、ベッドでひと眠りした。
それから四時間後――。
「あ~、寝坊するなんて最悪」
スマホのアラームをセットしたのに、二度寝してしまった。
大手町にあるSカードのオフィスを出て駆け足で向かっているのは、丸の内のランドマークとも言うべき四十三階建てのAYNビル。
時刻は八時五十分。七月とあって、まだ朝というのに太陽の日差しが熱く、額には汗が滲む。
ビルに着いてエレベーターに駆け込んだら、中に副社長とその担当秘書の上杉さんがいて固まった。
仮眠室に行くと、奥にあるシャワールームでシャワーを浴び、簡易ベッドに横になって、スマホのアラームを七時にセットした。
「今日も私はよく働いた。頑張ったね、真理」
自分で自分を褒める。それは元気になるためのおまじない。
「明日も……ううん、今日もお仕事頑張ろう」
笑顔で言って目を閉じると、ベッドでひと眠りした。
それから四時間後――。
「あ~、寝坊するなんて最悪」
スマホのアラームをセットしたのに、二度寝してしまった。
大手町にあるSカードのオフィスを出て駆け足で向かっているのは、丸の内のランドマークとも言うべき四十三階建てのAYNビル。
時刻は八時五十分。七月とあって、まだ朝というのに太陽の日差しが熱く、額には汗が滲む。
ビルに着いてエレベーターに駆け込んだら、中に副社長とその担当秘書の上杉さんがいて固まった。