この恋、正解でしょうか?
11月11日
あんなことから早くも半年。
「小鳥遊さん、1時間くらい寝てたけど調子どう?」
さっきよりもなんか調子が悪い気がする。
「帰ります…。」
「そうね、顔色もさっきよりも悪いし。1人で帰れそう?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございました。」
そういって保健室を出るとちょうどよく奏くんが廊下に立っていた。
「どうしたの?てか、顔色悪くない?」
「ちょっと生理痛重くて。今から帰るとこ。奏くんこそ。」
「僕はただのサボりだから。一緒に帰ろ?」
「いいの?」
「当たり前でしょ?連絡返ってこなくて心配してたとこだし。」