クールな生徒会長は私にだけ甘すぎる。

お泊り

 気づくと私は知らない部屋にいた。


 そういえば、私屋上に行ってそのまま男の人達に、、、


 ガバっと起き上がるとしょうちゃんがいた。



 「起きたか?お前、俺が助けたあと気を失ってここまで運んだんだよ。」



 そうだった。


 「ごめん。迷惑かけちゃって。」



 「いや、あの中川とかいうやつがおれんとこ来た時は驚いたよ。もう心配させんな。」



 心配してくれてたんだ。


 「まあ、お前が起きて一安心だ。俺はあっちで寝てくるから。」



 「待って。しょうちゃん、いかないで。怖い。一緒にねよ?」



 一人になりたくない。まださっきの事怖い。



 「はあ、、、わかったよ。」



 良かった。



 「で、なんでさっきはあんな状況だったの?」



 「屋上に呼び出されたから行ったら、女の人達がいて、男の人達が入ってきて、それで触られたりして。」



 思い出すだけで寒気がする。



 しょうちゃんは私の話を聞きながら私の隣に寝転がった。



 「触られたって、どこ?」しょうちゃんの声が低くなった。



 「腕とか太もものあたりとか。気持ち悪い、、、」



 しょうちゃんは私を覆いかぶすようにして上に乗った。



 「消毒してやる。」そう言ってしょうちゃんは私の足を開けてきて、、、



 ちゅ、という大きい音をたてながらしょうちゃんは私の足に何度もキスした。



 でも、さっきの人とは全然違くてしょうちゃんは優しく私を触っていった。




 「しょうちゃん?どうしたの、、、」



 私がそう言うとしょうちゃんはハッとしたように顔を上げた。



 「ごめん、、、理性が聞かなくなった。嫌だったよな。」



 「全然、嫌じゃなかったよ?」



 「なんでそういう事言うかな?」しょうちゃんはため息を付いた。



 「まあ、もう寝よう。」
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