クールな生徒会長は私にだけ甘すぎる。

放課後練習

私達は放課後体育祭の練習をしにこうていにでた。



「わあ、人がいっぱいいる。」



私が周りを見ていると100メートル走の練習に呼ばれた。



「まだ並び順は決まっていないので適当に五人ずつ列になってください」



私はみほちゃんとその他3人と一緒に列に並んだ。


私達次だ。


私が走る準備をしようとすると、女の子が話しかけてきた。


「今から七瀬さんと一緒に走る子、吉田さんっていうんだけど、このへんの女子で一番早い人だよ。頑張ってね〜。」



笑いながら歩いて言ったけど悪気はないいんだろうな。



「忠告ありがとー。」とだけ私はその子に伝えた。


多分早い子って私の隣に立ってる子だよね。


頑張ろう。


「位置について、よーい・ドン」


スタートの合図とともに私は走り出した。


あれ?横に誰もいないけど。


まあいいか。


私はゴールまで走るとタイムを測っている人の方に行った。


「6.9ですね。」と驚いたように言っている。


去年は7秒だったからまあまあかな。


「えみりちゃん、、、早すぎるよ。」そう息を切らせて言いながら来たのは、みほちゃんだった。


「そうなのかな、でもありがと。」


私は周りの人が私たちの方を見ていることに気づいた。


「あいつやべー。早すぎね~か?」「吉田に余裕だったじゃん。」「多分県一番。」


私は何のことだろうと思ったけどそのままリレーの練習に向かった。
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