クールな生徒会長は私にだけ甘すぎる。
ドキドキの同居生活

新しい寮

私は今トランクを持ちながら、今日から私の寮になる建物の前に立っている。



「入るか、」そういうのはしょうちゃん、私の彼氏です。



私が寮に足を踏み入れると、



「「「「ようこそ、生徒会へ。」」」」そう言って湊さん、暁さん、亮太くん、宮村さんが出迎えてくれた。



「七瀬が成績1年でトップだったなんてな、、、」「生徒会にも簡単に入っちゃうしすげーな。」



「問題は部屋ですよね。」



何が問題なのかな?



「うち、昔から部屋5つしかないんだよな。」



「まあ、翔太と七瀬が一緒の使えばいい。」



はあーーーー!?



宮村さん?何を言っているの?



「二人は付き合ってるんだ。問題ないだろう。」と暁さん。



「しょうちゃんと一緒にいられるのは嬉しいけど、私の心臓がもたないよ。」



「っ、、、そんな可愛いこと言うな。もう我慢できなくなるぞ。」



「へっ?なにを」



「ゴッホん。おれらもいるんだけど。」「完全に二人の世界に入ってるよな。」「イチャイチャすんな。」



はっ、は忘れてた。



「とにかく、続きは部屋の中でやってください。」



「分かりました。部屋はどこですか?」



「こっちだよー。」



私達の部屋は階段を上った先の廊下の一番奥だった。


改めて見ても広いなー。


しかもシンプルできれい。しょうちゃんらしい部屋だな。



前来たときより家具が増えてる?


私のために買い足してくれたのかな。



でもなんか足りないような、、、



まあいいか。



私は自分のものを置き始めた。



「その棚は使ってないから。あと、机はそっちの使って。」



「分かった。」



ウィッグとメガネは外してもいいよね。



私は荷物を片付けてリビングに向かった。



もうすぐ夜ご飯か。



「あ、七瀬。荷物は片付いたんだな。」


「はい。」


「みんな〜、今日はえみりちゃんの歓迎会で、ステーキでいい?」


「「「「やったー」」」」



すごいな〜。ステーキって久しぶりかも。



「「「「「いただきま~す。」」」」」


ん、、、美味し−−−−!!



しあわせ〜、、、、



私がガツガツと食べているとみんなが顔を赤くしていた。



「?みんな暑いの、冷房入れようか?」



「こんなかわいい顔で美味しそうに食べられたらね〜、」亮太くん、何言ってるの?



皮肉かな?



「あ、ガツガツ食べすぎてたよね。ごめん。」



「なんでお前はそんな可愛いんだよ、、、、」




しょうちゃん、皮肉だよね?



「七瀬さんの無自覚には困ったものですね。」湊さんまで。




「ふふ、楽しい。みんなこれからもよろしくね。」



私は笑顔でいった。



みんなの顔が一斉に赤くなる。



「みんな、暑さ我慢じゃないんだから暑いなら言ってよ?」



お風呂からあがった私はパジャマで部屋に向かた。



「眠いな、、、」私はベッドの上に倒れ込んだ。


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