クールな生徒会長は私にだけ甘すぎる。

お兄ちゃんからの電話

ピロロロ。


夜ご飯を食べてると電話がなった。


スマホを確認するとお兄ちゃんと書いてあった。


「取ってきていいよ。」


「じゃあ、」私はそう言って廊下に出た。


「もしもし、お兄ちゃん?」


『えみり!今時間大丈夫だったか?」


お兄ちゃん、久しぶりだなあ。


「うん。元気?」


『お兄ちゃんは、元気だぞ。新しい学校はどうなんだ?』


「楽しいよ。友だちもできたし、生徒会に入ったんだ。」


『生徒会?目立ってるんじゃないか、、、、」


お兄ちゃんに生徒会寮でしょうちゃんと一緒の部屋に住んでるって言ったら、お兄ちゃん本気でしそうだな。


「大丈夫だよ。」


『今度の日曜日、そっちの辺で撮影があるんっだ。会えないか?』


「日曜日なら大丈夫だよ。」


『◯✕駅の南口でな、、、、みなとくん、準備出来てますか〜?、、、じゃあ、そこに10時な。』


そうとだけ言ってお兄ちゃんは電話を切った。


慌ただしいなと思いながらも私はリビングに戻った。


「終わったよ〜。」


「誰からだったんだ?」


「東京にいる家族から。近いうちに会えるかも」


東京にいる家族はお兄ちゃんだけだもんね。


お母さんとお父さんはアメリカにいる。


「そっか。楽しみにしてる。」
< 20 / 24 >

この作品をシェア

pagetop