【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
「私、別に別れたことに後悔はしてないわよ。 お互い納得して別れたんだから」
「でも好きだったんでしょ?」
私がそう聞くと、沙織は「もちろん、好きだったよ。でもやっぱり、それだけじゃダメなのよ。……好きな気持ちだけじゃ、やっていけなかったみたい。 まあ私は、別れて後悔はしてないけどね」とさっぱりした表情をしていた。
でもなんか、そんな沙織がカッコよく見えて、沙織のことを改めて尊敬した。
「すごいね、沙織は」
「え?」
「そういう所がカッコよくて、本当に尊敬する」
沙織は「そう?ありがとう」と笑った。
私も、沙織みたいになりたいな。 沙織みたいに、強くなれたらいいな。
* * *