【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


「私、別に別れたことに後悔はしてないわよ。 お互い納得して別れたんだから」

「でも好きだったんでしょ?」

 私がそう聞くと、沙織は「もちろん、好きだったよ。でもやっぱり、それだけじゃダメなのよ。……好きな気持ちだけじゃ、やっていけなかったみたい。 まあ私は、別れて後悔はしてないけどね」とさっぱりした表情をしていた。
 
 でもなんか、そんな沙織がカッコよく見えて、沙織のことを改めて尊敬した。

「すごいね、沙織は」

「え?」

「そういう所がカッコよくて、本当に尊敬する」

 沙織は「そう?ありがとう」と笑った。

 私も、沙織みたいになりたいな。 沙織みたいに、強くなれたらいいな。




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