【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
なのにどうして、課長がここにいるの!?
もしかして私、玄関のカギ閉めるの忘れちゃった……!?
「……おい、何を言ってるんだ、瑞紀」
「はい?」
課長から「ここは俺の部屋だ。よく見てみろよ」と言われ、慌てて周りの景色を見渡すと、周りにはグレーのと白い天井が見えている。
そして白いソファーが置いてあるのが見える。
「……あれっ」
本当だ……。ここは私の家じゃない……。
「やっと気がついたか。 お前は一体ここで何時間寝るつもりなんだ」
「……すいません」
そ、そんなつもりじゃなかったんだけど……。
「ったく……昨日はどれだけ飲んだんだ。 しかもあんなになるまで」
「は、はい……?」
え?どういうこと……? あんなになるまでって……何?
そんな私に、課長は「お前……まさか覚えてないのか?昨日あれだけベロンベロンになるまで、飲んで帰ってきただろうが」と言われてしまう。
えっ……。そうなの……!?
「……すいません。全然、覚えてないです……」
「まあ、そうだろうとは思ったがな」
「あの……どういうことなんでしょうか。私、昨日何かしましたか?」
課長にそう聞くと、課長は「覚えてないなら、仕方ないな」とため息を吐いた。
「すいません。全然覚えてなくて……」
昨日何があったのかも覚えてない。しかも、お酒を飲んだことすら、覚えてない。
一体私は、何をしたんだろうか……。なんか不安になってきた。