【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


 ソファーの上に押し倒された私は、そのままジィーッと課長を見つめていた。

「……あのっ、課長?」

「ん?」

「なんなんでしょうか……この状況は」

 課長を見つめていると、課長から「見て分かるだろ?」と聞かれる。

「いや、分かります。 分かりますけど……」

「けど?」

「なぜこの状況に、なるんでしょうか……?」

 こうなるなんて全く思ってなくて……。なぜこうなってるのか……。

「だってさっき、聞いただろ?どのくらい好きですか?って」

「いや、それはそうなんですけど……」

 聞いただけなのに、なんでこの状況に……?

「だから、身体で教えてやる。 言葉じゃ伝わりにくいしな」

「えっ!?あ、あのっ……!」

 か、身体で教えてやるって……! 私は言葉でも充分、伝わるのに……!

「教えてほしいんだろ?どのくらい好きか」

「そうですけど……別に身体じゃなくてもっ」

 課長の気持ちは、すごく良く伝わってるし……!

「俺は瑞紀をどのくらい好きか、お前の身体にしっかり教え込んでやるんだ。……覚悟しろよ」

「んっ……っ!」

 課長の唇が、私の身体を吸い付くように這わせる。

「……んっ」

 もうダメッ……。また課長のペースに流れちゃいそう……。

「っ……」

 ダメだって分かってるのに、課長に触れられる度に身体がすぐ反応してしまう。 
 私はもう"課長"という甘い罠から、抜け出すことが困難になってしまっている。
 流されちゃイケないことはよく分かってるのに、まんまと課長のペースに流されてしまう。

「かっ、ちょ……」
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