【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
□甘えてばかりいても……。


 私は本当に、課長が好きなんだ。 こうやって触れられてる間も、課長にずっと触れてもらいたい、なんて思ってしまう。

「っ……」

 課長の吐息が耳にかかって、身体の中の体温を上昇させていく。

「恭平さん……好き」

 課長の背中にしがみつくと、それが合図になったかのように、課長の長い腕が背中に回ってブラのホックを外していく。

「ん……ダメッ」

「恥ずかしがらなくていい。……俺が全部、受け止めてやるから」

「はい……」

 課長は私をベッドまで運ぶと、そのまま私を上から見下ろす。

「課長……ダメです」

 もうすぐ仕事なのに……。

「大丈夫だ」

 課長はそれだけ呟くと、私の着ている服を時間をかけて脱がせた。

「……瑞紀、声、我慢すんなよ。我慢しなくていいから」

「んっ! あっ……」

 課長の身体が重なり合った時、私はすごく幸せな気持ちになった。

「恭平さん……」

 課長に抱かれている間の私は、私は本当に別人みたいになる。
 イヤなことを何も考えなくて済むし、課長にだけ愛されたいと強く思ってしまう。

 だってこんなに私を大事にしてくれるのは、課長しかいないって、分かってるから。
 もう課長だけが私の頼り。課長がそばにいてくれれれば、それでいいの。

「……恭平さん?」

 と名前を呼ぶと、課長は「ん?」と私の髪を撫でる。

「私……今すごく、幸せです」

 課長とこうやって一緒にいられることが、今の私にとって、すごく幸せなことで。
 課長だけを愛して、課長だけに愛されて。 こんなに幸せでいいのかなって思う私は、きっと課長からもう離れられなくなってる。

 課長がいなくなったら、私はきっと生きていけなくなる。
 課長は、私の全てだから。
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