【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
あれ、本当にどうしたんだっけ……?
なんとなく時間を確認したら、もう夜中の三時半をとっくに過ぎていて、いつもならぐっすりと眠ってる時間なはずだった。
なんで……こんなことになってるんだろう?
私、課長と会ったような記憶もないし、ちゃんと仕事をこなしてたはずだと思ったんだけど……。
「みず……き」
でも課長の寝顔って、なんかカワイイな。 子供みたいな寝顔してる。
それにしても、まつげが長いなぁ。 顔立ちだって整ってるし、目もパッチリしてるし、鼻筋もキレイに整ってるし。
それに声だって低めだけど、なんか透き通ってるし。 色は白いのに、顔にはニキビなんて一つもなくて。
私は本当に、課長が羨ましいような気がする。
課長は男なのに、女の私よりも肌がキレイとか、なんか嫉妬しちゃうな……。
まあ……課長に嫉妬しても仕方ないのだけど。
わかってはいるけど、課長をジィーッと見ちゃうと、なんか嫉妬心みたいなのが自然と生まれてくる気がした。
課長が女だったら、絶対惚れてる気がする……。
「……んん」
ヤバイ、課長が起きそう……。 そう思い、急いで寝たフリをする。
なんだ。とりあえず何もなくて良かった……。
本当に、寝てて良かった。……でもその前に、これからどうしよう。
夜中の三時半過ぎてるんだけど、全然眠れなくなっちゃった。 ああ、どうしよう……。
帰るにも帰れないし、今から帰っても仕方ないような気もするし……。
はぁあああ……。もういいや。この際だから、もう一度寝ることにする。
でも課長が隣にいると思うと、なんだかやけにドキドキして眠れるか不安だ。