【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


 うるさい課長に毎日文句を言われながら仕事をしていると、そりゃあもうストレスが溜まってしょうがない。

 こっちは毎日徹夜で仕事しているのに、仕事の失敗を全部私に押し付けられて。
 おまけに後輩の失敗は、全部私の教えが悪いとかなんとか言われてしまう。
 私はただ、言われた仕事をしているだけなのに。

 なのにあんなに文句言われるなんて……。私って、本当に最悪だ。
 この会社だって私がここに入りたくて、入ったのに。 新人だからって理由で雑用ばっかりやらされて、本当になんでこんな会社に入ったんだろうって、今さら後悔する。
 こんな会社、入らなきゃよかった……。

 そんなことを考えながら一人でお酒飲んでいた時、ちょうど私の隣に、彼が座ったんだ。
 それが縁だったのかどうかなんて、分からないけど、彼と意気投合して話が弾んじゃったんだっけ。
 で、お店を出る時は彼がお金払ってくれて……。

 そこからは、なぜだか分からないけど、ホテルに入っちゃって……。
 彼がシャワーを浴びて、その後は私がシャワーを浴びて……。


* * *


「シャワー浴びてきた?」

「はい……とっても気持ちよかったです」

「そっか、良かった。 随分酔ってるようだったから、シャワー浴びてスッキリさせたくて」
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