【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
■アメリカでの生活。
* * *
そしてそれから、一ヶ月後ーーー。
「……ふう」
私は大きめのキャリーバッグを持ち、予定どおりの時間に空港にいた。今日からいよいよ、アメリカでの暮らしが始まろうとしている。
今日で一旦は、課長や英二、沙織ともお別れになる。 なんだか楽しみだけど、やっぱり寂しい気持ちになる。
今日でみんなともお別れなのか……。しばらく、会えないもんね。
次に会えるのは、いつかな。 二年後とかになるのかな?
そんなことを考えていると、近くで「瑞紀!」と声が聞こえた。
「えっ?……沙織!? 来てくれたの!?」
沙織も見送りに来てくれた。
「うん、見送りにきた」
「なんで? 大丈夫だって言ったのに!」
「そういう訳にはいかないわよ!大事な親友がアメリカに行くってのに、見送りに行かない訳もにはいかないわ! 今日でしばらく、瑞紀とはお別れなんだから」
あれから沙織の悪阻は治まったようで、少しずつだけどお腹が大きくなっていた。
「沙織、わざわざありがとう」
心配症な沙織は私に「瑞紀、忘れ物はない? ちゃんと確認した?」と確認してくるから、私は「うん、大丈夫。ちゃんと確認したから」と答えた。
「そう。……今日でしばらく、アンタとも会えなくなるのね」
「……うん」
沙織が悲しそうな顔をするから、私まで悲しくなりそうになる。
「アンタがいなくなると、寂しいわね。いつもそばには、なんだかんだアンタがいたから」
「そうだね。……私もすごく、寂しいよ」
でも、決めたのは私だから、精一杯頑張ってくる。
「パスポート、ちゃんと持った?」
私は「うん、バッチリだよ」とパスポートを見せる。
そしてそれから、一ヶ月後ーーー。
「……ふう」
私は大きめのキャリーバッグを持ち、予定どおりの時間に空港にいた。今日からいよいよ、アメリカでの暮らしが始まろうとしている。
今日で一旦は、課長や英二、沙織ともお別れになる。 なんだか楽しみだけど、やっぱり寂しい気持ちになる。
今日でみんなともお別れなのか……。しばらく、会えないもんね。
次に会えるのは、いつかな。 二年後とかになるのかな?
そんなことを考えていると、近くで「瑞紀!」と声が聞こえた。
「えっ?……沙織!? 来てくれたの!?」
沙織も見送りに来てくれた。
「うん、見送りにきた」
「なんで? 大丈夫だって言ったのに!」
「そういう訳にはいかないわよ!大事な親友がアメリカに行くってのに、見送りに行かない訳もにはいかないわ! 今日でしばらく、瑞紀とはお別れなんだから」
あれから沙織の悪阻は治まったようで、少しずつだけどお腹が大きくなっていた。
「沙織、わざわざありがとう」
心配症な沙織は私に「瑞紀、忘れ物はない? ちゃんと確認した?」と確認してくるから、私は「うん、大丈夫。ちゃんと確認したから」と答えた。
「そう。……今日でしばらく、アンタとも会えなくなるのね」
「……うん」
沙織が悲しそうな顔をするから、私まで悲しくなりそうになる。
「アンタがいなくなると、寂しいわね。いつもそばには、なんだかんだアンタがいたから」
「そうだね。……私もすごく、寂しいよ」
でも、決めたのは私だから、精一杯頑張ってくる。
「パスポート、ちゃんと持った?」
私は「うん、バッチリだよ」とパスポートを見せる。