【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


「……ありがとう沙織。私、嬉しいよ」

「アンタが私の幸せを願ってくれてるなら、私だってアンタの幸せを願うの。……それが本当の"友達"でしょ?」

 友達か……。沙織は大切な親友だ。

「……うん、そうだよね」

「私にとってアンタは、大事な友達。大切な親友なの。……友達の幸せを願わないなんて、そんなのは友達なんて言わないのよ」

「沙織……ありがとう」

 微笑む私に、沙織は「だからお願い。アンタもちゃんと幸せになってよ? じゃなきゃ安心して結婚生活送れないわよ」と言ってくれる。

「……わかった。幸せになれるように頑張るね」

「その代わり私も、アンタに誓って約束する。私もちゃんと幸せになるって、約束するよ」

「うん、応援してるね」

 沙織が私の幸せを望んでくれるなら、私も一生懸命沙織の"女"としての幸せを願うよ。
 私も絶対に"女"としての幸せを掴み取ってみせるからね。

 私もいつか、課長と結婚して幸せになりたいな。 課長が大好きだし、愛してるし。
 もうそばから離れるつもりもないし、離すつもりもない。絶対に離れることはないと信じてる。

「……ねえ、瑞紀」

「ん?」

「結婚することだけが女の幸せとは限らないと思うんだけどさ。……大好きな人と結婚出来るのって、一番幸せなことだと、私は思うんだ。本当に素敵なことだもんね」

 沙織の言葉には説得力があるし、心を掴まれる。

「うん、そうだね」

 私もちゃんと、幸せになりたいな。 幸せになるために、頑張る。
 課長にも言いたいことを言って、もっと心の中まで分かり合いたいな。 これからも、課長とはいい関係を築きたいって思ってる。
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