【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


 きっと課長は、私のことをただの部下としか思ってないんだ。
 会社でも部下、プライベートでも部下。 そう、きっとそれだけでしかない。
 私にとって、仕事場での課長は課長でしかない。

 でもプライベートは、一人の"男性"として接してる。
 確かに私たちの関係は、微妙な関係だから、身体だけの関係と思われてもそれは仕方ないと思う。
 
 だけどね課長、私だって"女"です。
 だから二人きりの時は"部下"じゃなくて、一人の"女"として私に接してほしい。
 確かに今はまだ知り合ったばかりだから、身体だけの関係でも構わない。 でもいつかは、ちゃんと"女"として扱ってほしい。

 今の私たちは、まだ身体だけの関係かもしれない。 でも私にとって、課長は上司であり、一人の"男性"でもある。
 だけどたまにしか会わないから、決して"恋人"とは言いがたいけど、私は課長のことを誰よりも知りたいっていつも思ってる。

 課長は気付いてないかもしれないけど、私は課長の罠に少しずつハマってきてるの。
 ううん、違う。私はもうハマってしまったのだと思う。
 "課長"という名の甘い"罠"に……。罠にハマったからこそ、私はもう簡単には抜け出せないのだと思う。

 ねえ、お願い、課長……。今はまだ部下でもいいから、せめて二人きりの時は、私を一人の"女"として見てほしい。
 私はいつだって、課長のことを見てる。 課長の言うとおり、私は課長のことを"男"として見てる。

 確かに昼間は"課長"でしかないし、それ以上でもそれ以下でもないけど。
 でもプライベートは違う。 課長と私は誰も知らない所で、関係を持っている。
 だからそろそろ私を"女"として見て?
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