【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
そんなことを思っていると、課長からメールが届いた。
【今日の夜、空いてるか?】
私はすぐに【もちろん空いてます】と返信した。
【じゃあ今日は、一緒に帰ろう】
課長と一緒に帰ることになって嬉しい私は、【じゃあ、いつものカフェで待ってますね】と送った。
【わかった。終わったらすぐに行く】
課長とこうして過ごせる日が、とんでもなく幸せに感じるのはきっと、課長のことが愛おしいからだ。
課長の隣にいるだけで安心するのは、きっと課長の温もりが心地良いからだ。
「先輩、どうぞ」
飲み物を買いに出た英二は、私の分の飲み物も買って来てくれたみたいで、手渡してくれた。
「え?いいの? ありがとう」
英二からカフェオレを受け取ると、英二は「いや、それがなぜかブラックを買ったら、カフェオレが出て来たんですよ。不思議ですよね?」と私に問いかけてきた。
「なに、そういうこと? まあ、確かに私も一回だけあったけどね」
「なんでですかね? 参っちゃいますよね」
「そういう時もあるってことね」
英二は「俺百二十円損しましたよー」と言っていたが、「なので今日は、俺の奢りです。ありがたく飲んで下さいね」と私を見る。
「ははは、ありがとうね。 じゃあ遠慮なく頂くとするね」
「はい。俺に感謝して下さいね」
と英二が言うので「はいはい。ありがとうね」と返事をした。
英二、やっぱりちょっと生意気になったよね? 私に対して生意気を言うようになったんだけど。
まあそういうとこがカワイイと言えば、そうなのかもしれないけど。
確実に沙織なら、「アンタ、シバくわよ!」などと言っていそうだけども。