【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。


 課長に触れられる度、自分がおかしくなりそうなくらい恥ずかしさで埋め尽くされていく。

「瑞紀……愛してる」

 そして私はまた課長との甘いキスに溺れる。

「私も……愛してます……っ」

 課長のことをこんなにも愛している。 もう課長と以外、恋なんて出来ない。

「瑞紀……」

 そして私たちはそのまま、ベッドの上でゆっくりと身体を重ね合わせた。
 課長の手が私の右手をぎゅっと握りしめて離さなくて、私がこの手を離すことなんて許されない気がした。

「恭平……さんっ」

 そして誰もいない寝室に、私と課長の甘くて熱情的な声だけが響いていた。
 私たちの甘い声は、自然と暗闇の中に溶けていき、お互いの身体にしっかりと刻み込まれていく。
 私は課長に抱かれながら、この温もりが永遠に続けばいいのに……そう思った。

「……瑞紀、平気か?」

 課長とベッドの中に潜り込むと、すぐさま課長に抱きしめられる。

「はい……全然大丈夫です」

「そうか。無理をさせたかなって思ったから、良かった」

 課長は本当に優しくしてくれる。 そんな課長の優しさが本当に大好きだ。

「あの、恭平さん……」

「ん? どうした?」

 私は課長のそばで「私……すごく幸せです」と呟いた。

「俺もだよ。瑞紀の温もりって、こんなに温かいんだって思ったよ」

「私もです。……この幸せがずっと続けばいいのになって、思いました」

「俺もだ。俺も瑞紀が隣にいるだけで幸せだ」

 その言葉を聞くだけで、幸せを実感する。

「なあ……瑞紀」

「はい?」

 課長に顔を向けると、課長は私に「結婚しないか、俺たち」と真剣な眼差しを向けた。

「……え?」

 今、なんて言ったの……?
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