【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
無口だけど、お父さんが本当はすごく優しいことを知っている。
だからお父さんには、いっぱい感謝してる。……ありがとうお父さん。
「そろそろ始まるな、結婚式」
「うん。……なんか緊張するね」
「まあ、そうだな」
お父さんも、緊張してるのかな……?
そんな緊張の中、私たちの結婚式が始まったーーー。
「新郎は、新婦をやめる時も健やかなる時も、愛することを誓いますか?」
「はい。誓います」
恭平さんは、私への誓いの言葉を言葉にする。
「新婦は、新郎をやめる時も健やかなる時も、愛することを誓いますか?」
「……はい。誓います」
私も恭平さんに対して、永遠の愛を誓った。
その後私たちは、お互いの指輪を交換した後、そっと誓いのキスを交わした。 そして恭平さんは優しくニコリと微笑む。
最初は課長とこうしてずっと一緒にいられるなんて、これっぽっちも思ってもいなかった。
一夜の関係から身体の関係になって、そして始まった私たちの交際。
そんな幸せな関係がずっと続いていけばいいのになと、思っていた。
「瑞紀、世界で一番愛してる」
「……私も、恭平さんを世界で一番愛してます」
でもお互いに意識し、初めて"好き"だと気付いた時から、私たちはきっと"運命"で結ばれていたのかもしれない。
恭平さんと出会ってから辛いことや苦しいこと、それに傷付くことだってたくさんあったけれど。それを乗り越えられたこそ、今の幸せがあるのだと実感した。
だから私たちは今日、この手をもう二度と離さないと誓った。
恭平さん、これから先もずっと愛してる。 ずっと、恭平さんのことだけを愛し続けるから。
だから恭平さんも、ずっと私のことだけを愛し続けてくださいね?
ずっとずっと、永遠にーーー。
【完結】