【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
「ありがとうございます。……そんなに気を遣っていただかなくても、大丈夫ですから」
「いや、それだけじゃないよ。君がなにか悩んでるようだったから、慰めてあげたくて」
「え……? あ、ありがとうございます」
私は、そんな彼の優しさにドキドキしながら、彼の隣に座っていた。
そして彼は私の手を握り、私の耳元で小さくこう呟いた。
「ーーー今夜はあなたのことを、たくさん知りたい」と。
「え……?」
そ、それって……。考えると、急に恥ずかしくなる。
「ダメ……ですか?」
「い……いえ。ダメじゃ……ないです、けど」
でも言えなかった。
"私もあなたのことをもっと知りたい"だなんて。
「あなたの全てを、僕に見せてください」
「あ……えっと、はいっ」
つい返事しちゃったけど、彼は私をきちんとリードしてくれた。
彼は私をベッドにそっと押し倒すと、唇とおでこに軽くキスをする。
私はすぐに彼の甘いキスに溺れていき、抜け出せなくなってしまった。
だんだん深くなるそのキスに、私はまともに息も出来なくなっていた。
彼が私の着ているバスローブのヒモに手をかけ、手慣れたようにシュルッとヒモを解くと、自分もバスローブをスルリと脱ぎ捨てていく。