【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。

 顕になる彼の上半身に、異様にドキドキした。
 ほどよく筋肉の付いたその身体が、私をさらにドキドキさせた。

「大丈夫ですか?」

 クールな表情を全く崩さず、私を見つめる彼。

「……はい」

 そうよ。私は今から、この人にに抱かれるのね。
 なんか、考えただけでドキドキする……。

「リラックスして」

「はいっ……」

 彼は一瞬優しく微笑み、私のおでこにそっとキスを落とす。

「大丈夫だよ」

「……はい」

 ダメだ……もうドキドキしすぎて、死んじゃいそうだ。

「んんっ……」

 首筋や胸、腕などにキスを落とされ、身体が段々と暑くなっていく。

「あっ……」

「可愛いね」 

 そのドキドキが最高潮に達した時、彼の身体がゆっくりと重なった。
 彼に抱かれたその瞬間から、私は意識が違う方へと途切れてしまった。 今日この人とは初めて会ったのに、今はなぜか彼の腕の中で抱かれている。
 我慢しようとしても我慢しきれずに、時々漏れてしまう甘い声。 それはもう私じゃないみたいだった。

 彼は抱いている時も、私をうまくリードしてくれる。 人に抱かれるのなんて、初めてじゃないのに……。
 何人の男性にも抱かれたことがあるのに、彼に抱かれると、身体が正直に反応してしまう。
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