【改稿版】あなたと紡ぐ、永遠の愛は奇跡でした。
私は課長が好き。ずっと一緒にいたいし、もう離れたくない。
「……瑞紀、今夜も部屋に来るか?」
「え?」
私の身体は、もう課長に支配されてる。 だから課長にだけ抱かれたい、だなんてずるい考えをしてしまう。
「どうする、瑞紀?」
「……行きたいです」
「ん。よく出来ました」
でもそれ以上に課長は、もっとずるい。 私が断れないのを知っていて、わざとそう聞いてくるのだから。
課長は私のことをよく知っている。 だから私が課長だけにしか、抱かれることが出来ないのを知ってる。
そして私もまた、ベッドの中で課長をいつも求めてしまうのだ。 イケないと分かっているのに、身体がやっぱり課長のことを求めてしまう。
私は、課長のあの優しい腕に抱かれたいと思っているんだ。 自分じゃどうしようもないくらい、課長の全てを愛してるの。
だからこそ課長にそう言われる度に、課長にまた抱かれたいと思ってしまうのだ。 自分でも分かるくらいに。
身体だけの関係でも、課長のそばにいられるのが嬉しいと思っている。
「……んっ、あん」
「っ、瑞紀……」
現在の時刻、PM十一時半。私は、課長の部屋のベッドの中にいた。
もちろん、課長に抱かれている最中だ。 課長とこうして身体を重ねていると、この温もりが幸せだと感じてしまう。
課長のこの身体は色っぽくて、何度もドキドキしてしまう。
「なあ、瑞紀」
「はい?」
行為を終えた私は、ベッドの中に深く潜り込んでいた。その隣では、課長がタバコを吸っていた。
「そろそろ俺たち、付き合わないか?」
「……え?」