【改訂版】いらくさの家
第18話
時は、7月21日のことであった。
修学旅行が近づいていたので、ふさこと同じ学年の子たちは修学旅行へ行く準備を進めていた。
しかし、ふさこは学校に対して『修学旅行へ行くことができなくなりました…』と言うて辞退した。
このため、ふさこは沖縄班から外れた。
ふさこの心のすさみが一気に加速した。
その頃であった。
多香子は、きょうの夕食は沖縄料理を作ろうと決めた。
あらかじめ、用意する食材をメモしたりレシピを読むなどして用意していた。
しかし、多香子は買い出しに行かなかった。
多香子は、トゥエルビ(BS12チャンネル)で毎日放映されている韓流ドラマに夢中になっていた…
その上にBS11で放映されている韓流ドラマも続きが気になったので続けてテレビを見た。
夕方6時前になって、食材の買い出しに行く時間をきれいに忘れたことに気がついた多香子は、ひどくうろたえた。
仕方がないので、おとなりの奥さまからゆうべの残り物のカレーをいただいた。
沖縄料理を作る予定がよその家のザンパンに変更された…
なんなのよ一体もう…
多香子は、ひどく気落ちした。
そんな時であった。
あきひこは、この日も職場の若い従業員さんたちの晩ごはんのお世話を主任から頼まれた。
『男子チュウボウに入るべからずだから…』と主任は言うけど、トーテー理解できない…
あきひこの怒りは、最高潮に達する手前に来ていたようだ。
ところ変わって、下妻駅前の商店街にある居酒屋の座敷席にて…
テーブルの上には、お料理15品と瓶ビールの瓶がたくさん並んでいた。
あきひこのサイフをアテにしている若い従業員さんたち8人は、より強い危機感を抱いた。
それと同時に、彼らはものすごく気まずい表情を浮かべていた。
「なあ…」
「なんだよぅ…」
「オレ、帰りたいよ〜」
「なに言うてるのだよ!!あ」
「三河島さんのサイフばかりをあてにしていたら自立できなくなるよ〜」
「何を言っているのだよ!!」
「やっぱり、共稼ぎでもいいから結婚したいよぅ…」
「そうだな…」
「お嫁さんは専業主婦に限るなんて言うた主任はどうかしてるよ〜」
「ああ、そうだよ!!」
「そうだよ!!ふざけているよ!!」
あきひこがものすごくしかめた表情で彼らをにらみつけた。
若い従業員さんたち8人は、ますますイヤな表情を浮かべた。
主任は、冷や汗まみれの表情で8人の若い従業員さんたちに言うた。
「ああ…なんでネクラな顔をするのだよ…せっかく三河島さんが費用を出して下さると言うてるのだから、みんなで楽しく過ごしたらどうかなァ〜」
しかし、彼らは主任の言葉に対して意見を言うた。
「お言葉を返すようですが、楽しく過ごすことはできません!!」
「そうだよ!!」
「三河島さんにもうしわけないと想いますよ!!」
「なんとか言えよクソ主任《ジジイ》!!」
8人の若い従業員さんたちは、口々に主任に文句を言いまくった。
主任は、ものすごく困った表情で言うた。
「みんなの気持ちはよくわかるよ…もうしわけないと思うのであれば、お給料が上がるように努力すればいいと思うよう…そのために必要なことはなんだと思う?」
主任の問いに対して、8人の若い従業員さんたちは『お腹いっぱいにすること…』と力ない声で答えた。
主任は8人に言うた。
「みんなのお給料が上がったら、三河島さんに恩返しをしたらいいじゃないか…三河島さんが費用を出して下さるのだから晩ごはんを食べなさい…そして、明日もまた元気な顔で働きなさい。」
8人の若い従業員さんたちは『わーいうれしいなぁ。』と言うたあと、飲食を始めた。
あきひこは、会計場でおかんじょうを済ませたあと店から出ていった。
彼らは、あきひこが費用を全部出して下さると思い込んだので、大量にアルコール類を追加注文した。
主任も、あきひこが追加料金を払うだろうと思い込んだので、かれらを甘やかした。
あきひこのおごりで飲食をしていた8人の若い従業員さんたちは、追加料金でオーダーしたアルコール類を大量にのんだことによりメイテイ状態になった。
彼らは、この場から動けなくなった。
この時、主任は顧客からのクレームの電話があったので店にいなかった。
主任は、今も会社でクレーム対応を続けていた。
だから、彼らのもとへ戻ることができなかった。
そんな中であった。
恐ろしい死神の服を着たふさこが座敷席に侵入した。
ふさこは、まだあけていないアルコール飲料のボトルのフタを開けたあと塩酸を大量に注いだ。
それから数分後にふさこはどこかへ隠れた。
この時、ふさこはフトコロに金属バットと破壊力の強い金づちを忍ばせた。
それから数分後であった。
8人の若い従業員さんたちが再び酒を飲みだした。
彼らは、問題のアルコール飲料をタンブラーについだ。
その後、リーダーの従業員が一番下の従業員にイッキのみを強要した。
一番下の従業員は、周りが『イッキ、イッキ、イッキ、イッキ…』とはやし立てられる形でイッキのみをした。
この時であった。
「あああああああああああああああ!!」
(グハッドサッ!!)
イッキのみをした従業員が大量に吐血したあと倒れた。
「おい!!どうしたのだ!!」
この時であった。
恐ろしい死神の服を着たふさこが破壊力の強い金づちで7人の従業員さんたちを次々と殴りつけた。
「ああああああああああああああああああ!!」
その後、刃渡りのするどいナイフで7人の従業員さんたちを次々と斬《き》り裂いた。
「ぐわああああああああああああああああああああああああ!!」
時は、明け方5時過ぎであった。
女性店員さんが座敷席にやって来た。
「おきゃくさま、閉店時間を過ぎていますよ…入りますよ…」
女性店員さんが座敷席に入った時であった。
8人の若い従業員さんたちが大量の血を流して死んでいた現場を目撃した。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
女性店員さんが恐ろしい悲鳴をあげた。
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!)
それから40分後であった。
事件現場の居酒屋に茨城県警《けんけい》のパトカー30台が到着した。
到着したパトカーの中から、刑事たちが次々と降りた。
その後、現場検証が始まった。
事件を起したふさこは、今も逃走中であった。
時は、朝6時過ぎであった。
ところ変わって、市営住宅《だんち》の部屋にて…
部屋には、多香子ひとりだけがいた。
多香子は、電話の応対をしていた。
電話は、あきひこが勤務している職場の主任からであった。
「分かりました…ダンナが帰宅しだい、電話するように伝えておきます…ごめいわくをおかけいたしてすみませんでした…」
多香子が受話器を置いた時であった。
あきひこが真っ青な表情で帰宅した。
多香子は、あきひこの顔を見るなりくってかかった。
「あなた!!」
「多香子…」
「今さっき、職場の上司からあんたに電話があったわよ!!ゆうべ、8人の若い従業員さんたちが店内で殺されたわよ!!」
「えっ?」
「あんたその時、どこにいたのよ!?」
「おい、オレはしんどいのだよ〜」
「答えなさい!!」
「あとにしてくれ!!」
あきひこは、突き放す声で言うたあと部屋に入ろうとした。
この時であった。
多香子は、テーブルの上に置かれていた刃渡りのするどい果物ナイフであきひこを斬《き》り裂いた。
「ぐわああああああああああああ!!」
「ふざけるな!!ぶっ殺してやる!!」
「ああああああああああああああ!!」
多香子は、刃渡りのするどいナイフであきひこをズタズタに斬《き》り裂いて殺した。
それから60分後であった。
多香子は、殺人罪でケーサツに逮捕された。
ケーサツに逮捕された多香子は、留置場に収監された。
この時、警察署では居酒屋で発生した殺人事件の捜査が最優先だったので多香子の取り調べができなかった。
多香子は、逮捕された翌日に任意聴取で出頭することを条件にシャクホウされた。
シャクホウされた多香子は、再び実家がある横浜へ逃げ帰った。
その翌日以降も、下妻の警察署は居酒屋で発生した殺人事件の捜査を最優先に行っていたので多香子が犯した殺人事件の捜査は行わなかった。
またその一方で、ふさこは逃走を続けていた。
修学旅行が近づいていたので、ふさこと同じ学年の子たちは修学旅行へ行く準備を進めていた。
しかし、ふさこは学校に対して『修学旅行へ行くことができなくなりました…』と言うて辞退した。
このため、ふさこは沖縄班から外れた。
ふさこの心のすさみが一気に加速した。
その頃であった。
多香子は、きょうの夕食は沖縄料理を作ろうと決めた。
あらかじめ、用意する食材をメモしたりレシピを読むなどして用意していた。
しかし、多香子は買い出しに行かなかった。
多香子は、トゥエルビ(BS12チャンネル)で毎日放映されている韓流ドラマに夢中になっていた…
その上にBS11で放映されている韓流ドラマも続きが気になったので続けてテレビを見た。
夕方6時前になって、食材の買い出しに行く時間をきれいに忘れたことに気がついた多香子は、ひどくうろたえた。
仕方がないので、おとなりの奥さまからゆうべの残り物のカレーをいただいた。
沖縄料理を作る予定がよその家のザンパンに変更された…
なんなのよ一体もう…
多香子は、ひどく気落ちした。
そんな時であった。
あきひこは、この日も職場の若い従業員さんたちの晩ごはんのお世話を主任から頼まれた。
『男子チュウボウに入るべからずだから…』と主任は言うけど、トーテー理解できない…
あきひこの怒りは、最高潮に達する手前に来ていたようだ。
ところ変わって、下妻駅前の商店街にある居酒屋の座敷席にて…
テーブルの上には、お料理15品と瓶ビールの瓶がたくさん並んでいた。
あきひこのサイフをアテにしている若い従業員さんたち8人は、より強い危機感を抱いた。
それと同時に、彼らはものすごく気まずい表情を浮かべていた。
「なあ…」
「なんだよぅ…」
「オレ、帰りたいよ〜」
「なに言うてるのだよ!!あ」
「三河島さんのサイフばかりをあてにしていたら自立できなくなるよ〜」
「何を言っているのだよ!!」
「やっぱり、共稼ぎでもいいから結婚したいよぅ…」
「そうだな…」
「お嫁さんは専業主婦に限るなんて言うた主任はどうかしてるよ〜」
「ああ、そうだよ!!」
「そうだよ!!ふざけているよ!!」
あきひこがものすごくしかめた表情で彼らをにらみつけた。
若い従業員さんたち8人は、ますますイヤな表情を浮かべた。
主任は、冷や汗まみれの表情で8人の若い従業員さんたちに言うた。
「ああ…なんでネクラな顔をするのだよ…せっかく三河島さんが費用を出して下さると言うてるのだから、みんなで楽しく過ごしたらどうかなァ〜」
しかし、彼らは主任の言葉に対して意見を言うた。
「お言葉を返すようですが、楽しく過ごすことはできません!!」
「そうだよ!!」
「三河島さんにもうしわけないと想いますよ!!」
「なんとか言えよクソ主任《ジジイ》!!」
8人の若い従業員さんたちは、口々に主任に文句を言いまくった。
主任は、ものすごく困った表情で言うた。
「みんなの気持ちはよくわかるよ…もうしわけないと思うのであれば、お給料が上がるように努力すればいいと思うよう…そのために必要なことはなんだと思う?」
主任の問いに対して、8人の若い従業員さんたちは『お腹いっぱいにすること…』と力ない声で答えた。
主任は8人に言うた。
「みんなのお給料が上がったら、三河島さんに恩返しをしたらいいじゃないか…三河島さんが費用を出して下さるのだから晩ごはんを食べなさい…そして、明日もまた元気な顔で働きなさい。」
8人の若い従業員さんたちは『わーいうれしいなぁ。』と言うたあと、飲食を始めた。
あきひこは、会計場でおかんじょうを済ませたあと店から出ていった。
彼らは、あきひこが費用を全部出して下さると思い込んだので、大量にアルコール類を追加注文した。
主任も、あきひこが追加料金を払うだろうと思い込んだので、かれらを甘やかした。
あきひこのおごりで飲食をしていた8人の若い従業員さんたちは、追加料金でオーダーしたアルコール類を大量にのんだことによりメイテイ状態になった。
彼らは、この場から動けなくなった。
この時、主任は顧客からのクレームの電話があったので店にいなかった。
主任は、今も会社でクレーム対応を続けていた。
だから、彼らのもとへ戻ることができなかった。
そんな中であった。
恐ろしい死神の服を着たふさこが座敷席に侵入した。
ふさこは、まだあけていないアルコール飲料のボトルのフタを開けたあと塩酸を大量に注いだ。
それから数分後にふさこはどこかへ隠れた。
この時、ふさこはフトコロに金属バットと破壊力の強い金づちを忍ばせた。
それから数分後であった。
8人の若い従業員さんたちが再び酒を飲みだした。
彼らは、問題のアルコール飲料をタンブラーについだ。
その後、リーダーの従業員が一番下の従業員にイッキのみを強要した。
一番下の従業員は、周りが『イッキ、イッキ、イッキ、イッキ…』とはやし立てられる形でイッキのみをした。
この時であった。
「あああああああああああああああ!!」
(グハッドサッ!!)
イッキのみをした従業員が大量に吐血したあと倒れた。
「おい!!どうしたのだ!!」
この時であった。
恐ろしい死神の服を着たふさこが破壊力の強い金づちで7人の従業員さんたちを次々と殴りつけた。
「ああああああああああああああああああ!!」
その後、刃渡りのするどいナイフで7人の従業員さんたちを次々と斬《き》り裂いた。
「ぐわああああああああああああああああああああああああ!!」
時は、明け方5時過ぎであった。
女性店員さんが座敷席にやって来た。
「おきゃくさま、閉店時間を過ぎていますよ…入りますよ…」
女性店員さんが座敷席に入った時であった。
8人の若い従業員さんたちが大量の血を流して死んでいた現場を目撃した。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
女性店員さんが恐ろしい悲鳴をあげた。
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!)
それから40分後であった。
事件現場の居酒屋に茨城県警《けんけい》のパトカー30台が到着した。
到着したパトカーの中から、刑事たちが次々と降りた。
その後、現場検証が始まった。
事件を起したふさこは、今も逃走中であった。
時は、朝6時過ぎであった。
ところ変わって、市営住宅《だんち》の部屋にて…
部屋には、多香子ひとりだけがいた。
多香子は、電話の応対をしていた。
電話は、あきひこが勤務している職場の主任からであった。
「分かりました…ダンナが帰宅しだい、電話するように伝えておきます…ごめいわくをおかけいたしてすみませんでした…」
多香子が受話器を置いた時であった。
あきひこが真っ青な表情で帰宅した。
多香子は、あきひこの顔を見るなりくってかかった。
「あなた!!」
「多香子…」
「今さっき、職場の上司からあんたに電話があったわよ!!ゆうべ、8人の若い従業員さんたちが店内で殺されたわよ!!」
「えっ?」
「あんたその時、どこにいたのよ!?」
「おい、オレはしんどいのだよ〜」
「答えなさい!!」
「あとにしてくれ!!」
あきひこは、突き放す声で言うたあと部屋に入ろうとした。
この時であった。
多香子は、テーブルの上に置かれていた刃渡りのするどい果物ナイフであきひこを斬《き》り裂いた。
「ぐわああああああああああああ!!」
「ふざけるな!!ぶっ殺してやる!!」
「ああああああああああああああ!!」
多香子は、刃渡りのするどいナイフであきひこをズタズタに斬《き》り裂いて殺した。
それから60分後であった。
多香子は、殺人罪でケーサツに逮捕された。
ケーサツに逮捕された多香子は、留置場に収監された。
この時、警察署では居酒屋で発生した殺人事件の捜査が最優先だったので多香子の取り調べができなかった。
多香子は、逮捕された翌日に任意聴取で出頭することを条件にシャクホウされた。
シャクホウされた多香子は、再び実家がある横浜へ逃げ帰った。
その翌日以降も、下妻の警察署は居酒屋で発生した殺人事件の捜査を最優先に行っていたので多香子が犯した殺人事件の捜査は行わなかった。
またその一方で、ふさこは逃走を続けていた。