天使ちゃんの片想い。



 ニナは一言話しただけなのに、と思ったが、その親切心に感謝をした。


 右も左も分からないこの世界で、ハトリはニナにとっての大切な人様となりかけた。


 知り合いが近くにいた方が良い、とのことで、ニナはハトリの隣の席にされた。


 ウルは、ニナが室内を歩き出しても気にする様子がなかった。



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