天使ちゃんの片想い。



 「何言ってんの、あんた」


 とても、とても、冷たかった。


 「空、見てたから」


 ニナは挫け無かった。


 「一人に、なりたかっただけだよ」


 ウルは答えた。


 「なにか、あるの?目が不安そうだから。どうしていつもここにいるの。どうして長袖なの、どうしてこんな暑いところにいるのに汗も流さないの」


 ニナは、一つ残さず言い放った。



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