天使ちゃんの片想い。



 川沿いに掛かった大きな橋。


 そこから明らかに冷気が漂っていた。


 ニナは直感で、何かを感じ取った。


 そして、記憶の端々をたどった。


 -ウル、待ってて。絶対に、動かないで。


 ニナは強く願った。


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