天使ちゃんの片想い。



 もう一度、ニナは駆け出していた。


 もう少し速く、そう思っていたら、


 「天見?」


 ニナは、花火会場から少し離れたところに、ウルと対面をした。


 「ウ…ル……」


 ニナは、もう、人様ではなかった。



< 44 / 48 >

この作品をシェア

pagetop