〜THE END OF MEE〜
「お母さん?!」



何も知らない妹は母の元へ一階へ走る。



「待て!一階には行くんじゃねぇ!!」



私の必死の掛け声も届かない。


幸い、父は単身赴任の身で、今晩は家にいないみたいだった。


今の状態じゃ、母はもう…







「逃げよう…」





一階の玄関へ、逃げるために。




一階へ降りると、リビングのドアが開いていて、血に染まっている小さな手が見えた。


ああ…、やっぱり…



私だけでも生き延びなきゃ…








けれど、無駄。









リビングのドアから、








世にも残酷なピエロが…










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