〜THE END OF MEE〜
まだ高校生の私には、あまりに残酷で、



ただ、叫んだ。













今度は、またピエロの前方から若い女性が。


女性といってもまだまだ若く、高校生か大学生という今時のファッションの学生。


私服ということは大学生みたいだった。



そして、ピエロは彼女に気がついた。


彼女もピエロに近づいた。



「ひいっ!!」



彼女は察したのか、持っている筆記用具、ノートなどを辺りにぶちまけて走りだす。


早く逃げて!早く早く!!



ピエロの方はまだ笑みを浮かべていて、ゆっくりと歩き出す。


彼女がぶちまけた筆記用具を持ち、中からシャーペンを取り出して。





ピエロはものすごく速かった。


彼女の速さなんて、まるでウサギとカメ。



彼女はあせっているせいか、足をくじいて派手に転んだ。


…終わりだ。





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