どちらが先に愛したのか、そんなことはどうでもいい
中編
「やはり夢だったか」
寝台から体を起こし、何もない両手の中を見て、スチュアートはひとりごちた。
しかし、汚れた枕カバーは存在していたので、夢に興奮し寝ぼけて自慰をしたのだろうと結論づける。
昨日、蕾だった花は、すでにいくつかの花びらを落とし、大ぶりな花に囲まれた花瓶の中で、疲れたように首を傾けていた。
その花のそばを離れるのが名残惜しくて、スチュアートはそっと花を抜き取ると、これだけ別の花瓶にいけるように侍従へ命じた。
執務机の上、食卓の上――。
小さい花瓶は一日中、置かれる場所を移し、夜には寝台の横へ戻ってきた。
「今夜も同じ夢を見れるといいが」
寝台にごろりと横になり、スチュアートは花を眺める。
すると花の中心部分から光があふれ、次第に人の形を取り始めた。
がばりと起き上がってスチュアートが見守っていると、まぶしい光は収束し花の精となる。
「大きくなってないか?」
花の精は手のひらに包み込めるサイズだったはずだ。
それが今は、腕の中に抱え込めるサイズにまで成長している。
相変わらず小さいが、その美貌と容姿はスチュアートを魅了する。
スチュアートの前に跪き、今夜も花の精は愛をねだった。
「私を愛してください」
「またして欲しくて来たんだな。いいとも、愛し合おう。せっかく大きくなったんだ、昨日よりも楽しめるはずだ」
スチュアートは花の精を寝台へ押し倒す。
そして花の精の髪へ鼻を埋め、深呼吸をした。
「ああ、いい香りだ。あの花と同じ香りだ。やっぱり花の精なんだな」
くくっと笑うと、スチュアートは花の精の耳たぶを食む。
ぶるりと震えるのに気をよくして、耳の穴や鼻の穴を舐めた。
「女性の体にある穴は、どれもいやらしい。何かを突っ込まずにはいられない」
そして花の精の口には、右手の小指をねじ込んだ。
「これくらいなら、しゃぶれるだろう? しっかり濡らすんだ。今夜はこれが、お前を悦ばせてくれる」
花の精が懸命に小指に舌を這わせる感覚が、またしてもスチュアートの下半身を刺激する。
「小さな舌が、くすぐったいよ。こうして愛し合っていれば、どんどん体が成長するのか? いずれ本物をこの唇に咥えさせると思うと、堪らない」
その姿を妄想し、左手で睾丸を軽く揉むだけで、スチュアートの男根は臨戦態勢になった。
「蜜でも花壺が濡れるように、手伝ってあげよう」
スチュアートは花の精の乳首に顔を寄せ、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸いつく。
昨日は小さすぎて分からなかったが、花の精の乳首に芯が通り、ビンと硬くなるのが伝わった。
ねろりと乳輪をなぞってから、スチュアートはにやっと笑った。
「感じてるみたいだね。大きいほうが舐めがいがあっていい。こっちはどうだ?」
ひょいと花の精の脚を持ち上げ、昨日さんざん舐めた股座を確認する。
無毛のそこには、ぽちっと花芽が存在し、蜜をたたえた神秘の泉が、襞の奥に見え隠れしていた。
「すでにキラキラしているってことは、もう濡れているってことだ。じゃあ、さっそく挿入しようか。昨日とは一味違った快楽を得られるよ」
スチュアートがちゅぽんと口から小指を抜き取ると、花の精がハッハッと浅く呼吸した。
小指が大きくて苦しかったが、それでもスチュアートに言われたから、頑張って舐めていたのだろう。
そんな健気な様子を見せる花の精が、スチュアートは可愛くなってきた。
「いけないな、俺を本気にさせるなんて。今日は一回では止めてやれないぞ」
「たくさん、愛してください」
「意味を分かって言っているのか? だったら随分な淫乱だ。変態の俺と、相性がいい」
嬉しそうに笑って、スチュアートは濡れた小指を花の精の秘所にあてがう。
いきなり押し込めず、襞をかき分けるように慎重に前進させた。
花の精は緊張しているのか、少し体を強張らせる。
「もっとリラックスしないと。痛い思いはさせたくないんだ」
そうして身をかがめると、スチュアートは舌を伸ばして、花の精の小さな女芽を舐り始める。
同時に、小指を小刻みに動かし、少しずつ秘壺へ侵入させていく。
「ん、ん、っふ……う、ん」
花の精の意識が与えられる快感に集中し、ほどよく体から力が抜けていったのを見計らい、スチュアートは小指をぐっと奥に突き入れた。
「あ!」
「痛かったか? 入れる深さは、ここまでにしておこう」
小指の第二関節あたりが限界のようだ。
きゅうきゅうと女壺が締め付けてくるのが伝わり、スチュアートは舌なめずりをする。
昨夜のように下衣から己の肉棒を取り出すと、今夜は左手でそれを握った。
「左手のもどかしさがまた、新鮮でいい。テクニシャンの右手は、ここを可愛がらないといけないからな」
小指を埋めたまま、親指の腹で女芽をこねる。
花の精は快感にぶるりと身を震わせ、腰をねじって悶えた。
「自分で自分の胸を触って。親指と人差し指で乳首をつまんで、そうしながら手のひら全体は、乳房を揉むんだ。そんなに難しいか?」
スチュアートから指示を受けて、なんとか同時に行おうとするが、右手と左手が、点でバラバラの動きをする。
困り果て、眉尻を下げた顔でスチュアートを見上げてくる花の精。
涙で潤んだピンク色の瞳が艶冶で、自然とスチュアートの鼻息は荒くなった。
「分かった、愛撫は俺が全部しよう。お前はよがって、可愛い声を出すだけでいい」
スチュアートは、花の精の脇の下から乳房の付け根までを丹念に舐めて、尖らせた舌先で臍の穴をほじり、太ももやふくらはぎに吸いついてうっ血痕を残した。
その間、左手は肉棒を扱き、右手は花の精の女芽と花壺を責める。
「あ、ん、あぁあ……っ、ひぃ!」
「そろそろ小指を動かすぞ。お前の蕩ける顔が見たい」
花の精の蜜でふやけた小指をずるりと抜いて、ぐるりと回転させながらゆっくり埋める。
それだけでもビクリビクリと体を震わせていた花の精だが、スチュアートが中で関節を曲げると脚をピンと張って、感じたのを伝えてくれた。
「そうか、ここが良かったのか。約束通り、たくさんイかせてやる」
小指を折り曲げて花の精の性感帯にあてたまま、ぶるぶると小刻みに手を震わせるスチュアート。
その振動による絶え間ない快楽で、花の精は何度も達し、ついには潮まで噴いた。
それでもスチュアートは止めてやらず、花の精の膣の奥を探り、小指の先を子宮口をぐっと押しつける。
新たな責め苦に感じ入り、花の精は狂わんばかりに頭を振り、スチュアートの腕に両腕を絡めて泣き始める。
「ほら、もっとイった顔を見せて。俺はまだ達してないんだから」
「ひぃ、もう……無理ぃ」
「そうか、じゃあ俺のを扱くのを、手伝ってもらおうかな」
スチュアートは花の精から小指を抜き、シーツの上に四つん這いにさせると、可愛らしい尻から太ももまでを使って、陽茎をごっちゅごっちゅと抜き差しし出した。
すでに花の精の漏らしたもので股の間はヌルヌルしていて、滑りはスムーズだ。
いつかはヒクヒク蠢く後孔もいじめてやろうと心に決めて、スチュアートは細腰を掴んで動きを速める。
花の精の長い白い髪が、スチュアートの動きに合わせて散らばっていくのが官能的だった。
花の精が気絶してからも、スチュアートはその体をつかって自慰を続けた。
なんとなくだが、昨日の記憶から、精液をかければかけるほど、成長するのではないかと思ったからだ。
そして次の日の夜、人間と変わらぬ大きさで現れた花の精を見て、予想が当たったとスチュアートは歓喜するのだった。
寝台から体を起こし、何もない両手の中を見て、スチュアートはひとりごちた。
しかし、汚れた枕カバーは存在していたので、夢に興奮し寝ぼけて自慰をしたのだろうと結論づける。
昨日、蕾だった花は、すでにいくつかの花びらを落とし、大ぶりな花に囲まれた花瓶の中で、疲れたように首を傾けていた。
その花のそばを離れるのが名残惜しくて、スチュアートはそっと花を抜き取ると、これだけ別の花瓶にいけるように侍従へ命じた。
執務机の上、食卓の上――。
小さい花瓶は一日中、置かれる場所を移し、夜には寝台の横へ戻ってきた。
「今夜も同じ夢を見れるといいが」
寝台にごろりと横になり、スチュアートは花を眺める。
すると花の中心部分から光があふれ、次第に人の形を取り始めた。
がばりと起き上がってスチュアートが見守っていると、まぶしい光は収束し花の精となる。
「大きくなってないか?」
花の精は手のひらに包み込めるサイズだったはずだ。
それが今は、腕の中に抱え込めるサイズにまで成長している。
相変わらず小さいが、その美貌と容姿はスチュアートを魅了する。
スチュアートの前に跪き、今夜も花の精は愛をねだった。
「私を愛してください」
「またして欲しくて来たんだな。いいとも、愛し合おう。せっかく大きくなったんだ、昨日よりも楽しめるはずだ」
スチュアートは花の精を寝台へ押し倒す。
そして花の精の髪へ鼻を埋め、深呼吸をした。
「ああ、いい香りだ。あの花と同じ香りだ。やっぱり花の精なんだな」
くくっと笑うと、スチュアートは花の精の耳たぶを食む。
ぶるりと震えるのに気をよくして、耳の穴や鼻の穴を舐めた。
「女性の体にある穴は、どれもいやらしい。何かを突っ込まずにはいられない」
そして花の精の口には、右手の小指をねじ込んだ。
「これくらいなら、しゃぶれるだろう? しっかり濡らすんだ。今夜はこれが、お前を悦ばせてくれる」
花の精が懸命に小指に舌を這わせる感覚が、またしてもスチュアートの下半身を刺激する。
「小さな舌が、くすぐったいよ。こうして愛し合っていれば、どんどん体が成長するのか? いずれ本物をこの唇に咥えさせると思うと、堪らない」
その姿を妄想し、左手で睾丸を軽く揉むだけで、スチュアートの男根は臨戦態勢になった。
「蜜でも花壺が濡れるように、手伝ってあげよう」
スチュアートは花の精の乳首に顔を寄せ、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸いつく。
昨日は小さすぎて分からなかったが、花の精の乳首に芯が通り、ビンと硬くなるのが伝わった。
ねろりと乳輪をなぞってから、スチュアートはにやっと笑った。
「感じてるみたいだね。大きいほうが舐めがいがあっていい。こっちはどうだ?」
ひょいと花の精の脚を持ち上げ、昨日さんざん舐めた股座を確認する。
無毛のそこには、ぽちっと花芽が存在し、蜜をたたえた神秘の泉が、襞の奥に見え隠れしていた。
「すでにキラキラしているってことは、もう濡れているってことだ。じゃあ、さっそく挿入しようか。昨日とは一味違った快楽を得られるよ」
スチュアートがちゅぽんと口から小指を抜き取ると、花の精がハッハッと浅く呼吸した。
小指が大きくて苦しかったが、それでもスチュアートに言われたから、頑張って舐めていたのだろう。
そんな健気な様子を見せる花の精が、スチュアートは可愛くなってきた。
「いけないな、俺を本気にさせるなんて。今日は一回では止めてやれないぞ」
「たくさん、愛してください」
「意味を分かって言っているのか? だったら随分な淫乱だ。変態の俺と、相性がいい」
嬉しそうに笑って、スチュアートは濡れた小指を花の精の秘所にあてがう。
いきなり押し込めず、襞をかき分けるように慎重に前進させた。
花の精は緊張しているのか、少し体を強張らせる。
「もっとリラックスしないと。痛い思いはさせたくないんだ」
そうして身をかがめると、スチュアートは舌を伸ばして、花の精の小さな女芽を舐り始める。
同時に、小指を小刻みに動かし、少しずつ秘壺へ侵入させていく。
「ん、ん、っふ……う、ん」
花の精の意識が与えられる快感に集中し、ほどよく体から力が抜けていったのを見計らい、スチュアートは小指をぐっと奥に突き入れた。
「あ!」
「痛かったか? 入れる深さは、ここまでにしておこう」
小指の第二関節あたりが限界のようだ。
きゅうきゅうと女壺が締め付けてくるのが伝わり、スチュアートは舌なめずりをする。
昨夜のように下衣から己の肉棒を取り出すと、今夜は左手でそれを握った。
「左手のもどかしさがまた、新鮮でいい。テクニシャンの右手は、ここを可愛がらないといけないからな」
小指を埋めたまま、親指の腹で女芽をこねる。
花の精は快感にぶるりと身を震わせ、腰をねじって悶えた。
「自分で自分の胸を触って。親指と人差し指で乳首をつまんで、そうしながら手のひら全体は、乳房を揉むんだ。そんなに難しいか?」
スチュアートから指示を受けて、なんとか同時に行おうとするが、右手と左手が、点でバラバラの動きをする。
困り果て、眉尻を下げた顔でスチュアートを見上げてくる花の精。
涙で潤んだピンク色の瞳が艶冶で、自然とスチュアートの鼻息は荒くなった。
「分かった、愛撫は俺が全部しよう。お前はよがって、可愛い声を出すだけでいい」
スチュアートは、花の精の脇の下から乳房の付け根までを丹念に舐めて、尖らせた舌先で臍の穴をほじり、太ももやふくらはぎに吸いついてうっ血痕を残した。
その間、左手は肉棒を扱き、右手は花の精の女芽と花壺を責める。
「あ、ん、あぁあ……っ、ひぃ!」
「そろそろ小指を動かすぞ。お前の蕩ける顔が見たい」
花の精の蜜でふやけた小指をずるりと抜いて、ぐるりと回転させながらゆっくり埋める。
それだけでもビクリビクリと体を震わせていた花の精だが、スチュアートが中で関節を曲げると脚をピンと張って、感じたのを伝えてくれた。
「そうか、ここが良かったのか。約束通り、たくさんイかせてやる」
小指を折り曲げて花の精の性感帯にあてたまま、ぶるぶると小刻みに手を震わせるスチュアート。
その振動による絶え間ない快楽で、花の精は何度も達し、ついには潮まで噴いた。
それでもスチュアートは止めてやらず、花の精の膣の奥を探り、小指の先を子宮口をぐっと押しつける。
新たな責め苦に感じ入り、花の精は狂わんばかりに頭を振り、スチュアートの腕に両腕を絡めて泣き始める。
「ほら、もっとイった顔を見せて。俺はまだ達してないんだから」
「ひぃ、もう……無理ぃ」
「そうか、じゃあ俺のを扱くのを、手伝ってもらおうかな」
スチュアートは花の精から小指を抜き、シーツの上に四つん這いにさせると、可愛らしい尻から太ももまでを使って、陽茎をごっちゅごっちゅと抜き差しし出した。
すでに花の精の漏らしたもので股の間はヌルヌルしていて、滑りはスムーズだ。
いつかはヒクヒク蠢く後孔もいじめてやろうと心に決めて、スチュアートは細腰を掴んで動きを速める。
花の精の長い白い髪が、スチュアートの動きに合わせて散らばっていくのが官能的だった。
花の精が気絶してからも、スチュアートはその体をつかって自慰を続けた。
なんとなくだが、昨日の記憶から、精液をかければかけるほど、成長するのではないかと思ったからだ。
そして次の日の夜、人間と変わらぬ大きさで現れた花の精を見て、予想が当たったとスチュアートは歓喜するのだった。