今夜キミの温もりと。


君達が私の希望です。


君達だけが私の希望です。


君達だけで私は、生きていけます。

そう言い切れるほどあなたたちが大切です。


「あっ、やべぇ!アイス、溶ける‼︎一口で食べようぜ!」


ニッと笑いながら、そう言った彼。


「落としても知らないよー。僕は、ゆっくりと…って、うわあああ!もう溶けてる‼︎」


慌てながら、アイスを食べた彼の双子の兄。


「ほんと、バカだねー。二人とも。あんな奴らはほっといて…、落ち着いて食べましょ、百合」


呆れながら、笑ってる私の親友。


「えー、なら、俺もバカに入りたい‼︎バカ同士、仲良くしよ!二人とも‼︎」


満面の笑顔で、彼に抱きついた彼の親友。




そして…。




「もう、全員バカでいいよー!てか、早く食べよ!マジで溶ける‼︎」




そう言った、私。

私がそう言ったら、みんなが私の方を見て笑顔で、




「「「「うん‼︎‼︎」」」」




と言った。


それだけで、私の夏は幸せになった。

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