今夜キミの温もりと。
「翔…」


そっと翔と別れた道を見ながらそう呟いた。


やっぱり、昔と変わらないな。

……そっと時計を見ると、十時になっていた。

家を出たのは、八時過ぎだろう。

二時間近く、翔といたと思うとすごく早く感じた。

 私は、そんなことを思いながら、家への道を歩いた。

家に着いた私は、誰もいないリビングに行きソファに座った。


「サマースクール、か」


スマホで調べてみたら、すぐに出てきた。

勝手に応募しちゃおうか。
 
 …でも、夏休みの予定まだわからないし、やめた方がいいかな。


…はあ、めんどくさ。サマースクールは、楽しそうだけど、こういうのは応募がめんどくさいんだよね。

ああ。翔と話してドッと疲れが出てきた。

応募、後ででいいや。


あ、てか、翔と連絡繋いでるっけ?

探さなきゃじゃん。


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