今夜キミの温もりと。
…めんどくさ…くもないか。

実際に翔に会うのを楽しみにしている自分がいるんだし。

でも、探すの今日じゃなくてもいっか。


「はぁ…、疲れた…」


自分の体力のなさに驚きながらも、私は、そう呟いて部屋に入った。



しばらくして


「ただいまー!」

という、お母さんの声が聞こえて、びっくりする。

いつもより帰ってくるの早くない?と思いながらも、


「おかえり」


と一応言っておく。


だけど、顔は見せず、また部屋の中に入った。

って、自分から部屋の中に入っていってるけど、サマースクールのこと話さないと。


今、どんな顔で話せばいいかわからないけど、とりあえず頑張って言ってみることにした。


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