今夜キミの温もりと。

優馬…彼氏だったから。



優馬からは、なかなか電話をかけてこないからすごく珍しいことなんだ。


急用かなと思い、

通話をボタンをタップした。


耳にスマホを当てたら、優馬の声が聴こえた。



『もしもしー？』


「えっ…」


思わず声に出てしまった。

なぜかというと、いつも優しい優馬の声が驚くほど冷たかったから。


『えって何？』


「いや、なんでもないよ…！どうしたの？急に電話なんて」


私は、いつもと違う優馬の声にすごく嫌な予感がした。