今夜キミの温もりと。
でも、なんにも知らないふりして、
いつものように話しかける。


『ふーん、まーどうでもいいけど。てかさ、今日この後、松の木公園に来れる?』


「え、あ、うん。行けるよ」



『まー、おまえのことだし休日は暇だろ』


「あははー。ひどいよ〜。私だって、忙しいし〜」


『何、笑ってんの?俺、真面目に話してんだけど』


「あっ、そうだよね…!ごめん…!そういえばねー、この前超可愛い犬がい
たんだよね〜‼︎」


気まずさを吹き飛ばすために私は、
話題を変えた。


犬なんていない。


でも、何か言わないと怖くて。


こういうことを言ったら、動物好きの優馬だし、興味を持つかなって思った。


『あっそ。いいから早く来いよ』


でも、彼からの答えは、想像していたものとは全然違った。


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