今夜キミの温もりと。
公園のに入っていくと五歳ぐらいの子たちが楽しそうに遊んでいた。
…こういうのを見ると昔の自分を思い出すな…。
少し奥の方に行くと木の影に優馬が立っていた。
「あ、あの…」
少し緊張するけれど、勇気を振り絞って声を出した。
「あ、久しぶり」
「あ、えっと…、久しぶり…」
カタコトになってないだろうか。
ちゃんとハキハキ喋れてるだろうか。
「え〜、なんかずいぶんオシャレしてんじゃん」
「あ、気がついて、くれた…?」
「そりゃあ気がつくだろ。こんな、キモいぐらい濃くメイクしてんだからな」