今夜キミの温もりと。
だけど、優馬は学校の中で人気者の方でそんな彼から告白されていることにはすごくびっくりした。



それにいきなりすぎて最初は理解できなかった。




『初めて会った時から気になっていた
んだ。だから、俺と付き合って』




その強引な言い方に心を奪われた。


私でいいなら、いくらでも。


私だって好きだった。


なんて、嘘しかない言葉だったのかもしれないな。




全く意識していなかった彼のこと。




あの時の私は、人気者の彼から告白されていて断るのはもったいないって思っていたのだろう。



だから、好きでもない彼にあんなふうに言ってしまったんだ。




『はい…っ!あの…、私でよければ…、谷辺くんっ!付き合って』




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