今夜キミの温もりと。
お互いの視線がぶつかって思わず声を出して笑った。




ねぇ、すごいね。



翔は私を笑顔にする天才かな。 




「ぜってーいつか、カッコいいって言わせてやるー!」



「言わないねー‼︎

てか、もう私飲み終わったんだけど!」



「はっ?もう?早くね⁉︎
 
あー、いや、俺だって飲み終わってたし‼︎」





そう言って、慌てるように一気飲みをする翔。




「今、一気飲みしてんじゃん!」



「うるせー、してねぇよ!

ほら、行くぞ!」




「えー、おんぶしてくれないのー?」



ちょっとふざけた感じで言ったのに、翔は



「そうだ、そうだ。ほら、乗りやがれ‼︎」





なんて、本当に乗せてくれようとして。



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