今夜キミの温もりと。
だから、私もお言葉に甘えてって、感じで思いっきり乗った。




恥ずかしさなんて、吹き飛んで楽しさの方が上だった。



翔の背中にピタッと頭をくっつけたら、翔の心臓の音が聴こえた。




落ち着くな…。




なんて思いながら、翔に話しかけた。




「てかさ、ずっと気になっていたんだけれど…、翔はさ。好きな人とかいるの?」




別に大して気にならないけれど。



なんか急に思いついたから言ってみた。





「え?ああ。…まあ、一応いるよ」




「え、マジで⁉︎超、気になる!教えて!」





あーあ、言わなきゃよかったみたいな顔をして翔は私を見た。





翔とした初めての恋バナ。





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