今夜キミの温もりと。
でも……、なんかこの気持ち、わかんないけど…外に出ないと今のモヤモヤした気持ちが離れなそうだから、出てみようかな。

外に出ると決めた私は、帽子を深くかぶって外に出た。


ここから、一番近いスーパーに行こう。お菓子でも買うか。



そんなことを思いながら歩いてた時、信号を渡っていたら誰かに声をかけられた。


「百合…?」

「え…っ」


どうしよう…!

誰かと思って、振り返ったら制服姿の男の子が立っていた。

「おい…っ、百合かっ⁉︎」

「っ……‼︎」





そこに立っている男の子は、私の幼なじみだった。





市川翔。

彼は、幼稚園から仲よかった幼なじみだ。



彼は、そんなことを言いながら、私の帽子をとった。




「あっ…」




思わず声に出てしまった。


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