僕の電池
1
…………またあの夢だ。
最近、よく同じ夢を見る。
目が覚めると、体中は凄い量の汗。
変な夢…………
嫌な予感してきたな……
「はぁ……………。って!!ヤバイ!!!!!!!」
時計を見るともう8時を回っていた。
「遅れる〜〜〜〜〜!!!!」
階段を超高速スピードで駆け降りる。
「どうして起こしてくれなかったのよ〜〜〜(泣)」
お母さんに文句を言う。
お母さんはバッチリメイクを済ませ、台所に立っていた。
「知らないわよ。夢香が起きないからいけないんでしょ?私はもう何十回も起こしましたから。」
一度こっちに顔を向けたけど、ぷいっ と台所に顔を向けた。