ただ、この夜から抜け出したくて。

思慕





「クレープ、ごちそうさまでした。久しぶりに外出たし、疲れました」


「そうだよね。そろそろ帰ろうか」




誘ったのは僕の方で、無理やり外に出てもらったから、そこは素直に家に帰さないと。

でも歩くスピードが、いつもより遅かったら1秒だけでも長く話せる。


話したいこと沢山あるし。



< 112 / 141 >

この作品をシェア

pagetop