アキアカネとあおいそら
天はソファの上で体育座りをして、顔をうずめていた。テレビの中の幽霊が映ったり、人の叫び声、そして音などが怖さを増強している気がするのだ。
この家には自分一人しかいないし、そもそも普段はお化け屋敷も心霊番組も怖くはない。それなのになぜ今自分はこんなにも怯えているのだろうかと自問自答する。だが答えは出てこない。ただ1つ言えるのは、このホラー番組は自分には向いていない。それほどの出来である。
「こわっ……ひいいっ!」
テレビに集中していると、隣に置いていたスマホがメッセージを通知した。画面を見て、天は少し安堵する。メッセージの送り主は葵。
【今日はきてくれてありがとうございました。また明日もよかったらきてください。今度は逃げずにお願いしますね】
天は返信をしようと、指を滑らせる。だがそこでタイミングよくテレビから大きな音がした。
「ぎゃっ!」
天は思わずビクッとして大きな声を上げる。ちょうどその時間違えて通話ボタンを押していたようで、慌てて切ろうとしたが先に葵が出てしまった。
『赤音さん?どうかしましたか?』
「あ……いや……」
天は言葉に詰まる。テレビの音で驚いたなどと言えずにいると、また画面が切り替わる。思わずまた大きな声が出てしまい、それを聞いた葵に心配されるのだった。
『本当に大丈夫ですか?何かありましたか?』
心配そうな葵の声。天はその声に元気を取り戻した気がした。
「大丈夫」
『……でも』
「安岐くんの声を聞いたら安心しちゃったよ、ありがとう」
天が素直にそう告げると電話の向こうの葵が息を飲むのがわかった。そして、少し沈黙の後に返答が来る。
『俺でよければいつでも行きますから、頼ってください』
この家には自分一人しかいないし、そもそも普段はお化け屋敷も心霊番組も怖くはない。それなのになぜ今自分はこんなにも怯えているのだろうかと自問自答する。だが答えは出てこない。ただ1つ言えるのは、このホラー番組は自分には向いていない。それほどの出来である。
「こわっ……ひいいっ!」
テレビに集中していると、隣に置いていたスマホがメッセージを通知した。画面を見て、天は少し安堵する。メッセージの送り主は葵。
【今日はきてくれてありがとうございました。また明日もよかったらきてください。今度は逃げずにお願いしますね】
天は返信をしようと、指を滑らせる。だがそこでタイミングよくテレビから大きな音がした。
「ぎゃっ!」
天は思わずビクッとして大きな声を上げる。ちょうどその時間違えて通話ボタンを押していたようで、慌てて切ろうとしたが先に葵が出てしまった。
『赤音さん?どうかしましたか?』
「あ……いや……」
天は言葉に詰まる。テレビの音で驚いたなどと言えずにいると、また画面が切り替わる。思わずまた大きな声が出てしまい、それを聞いた葵に心配されるのだった。
『本当に大丈夫ですか?何かありましたか?』
心配そうな葵の声。天はその声に元気を取り戻した気がした。
「大丈夫」
『……でも』
「安岐くんの声を聞いたら安心しちゃったよ、ありがとう」
天が素直にそう告げると電話の向こうの葵が息を飲むのがわかった。そして、少し沈黙の後に返答が来る。
『俺でよければいつでも行きますから、頼ってください』