これからもキミと一緒に居たいから。

小山結花

、、、あいつのことを、???
俺がそう思っていたら母さんはニコニコしながら話し始めた。
「えっとねー!可愛くて、優しくて、心配性で、礼儀正しくて____」
「母さんストップ。ゆっくり話して。というか俺に関係あるのにして。」
はぁ、母さん早口過ぎてなんも聞き取れないって、、、。
俺は少し呆れながらも母さんを見た。
「ふふっ。なんか楽しくってね!!ゆっくり話すわ」
母さんは微笑みながら話し始めた。
「えっとね。結花ちゃんは小山結花って言うの。」
、、、小山結花???なんか聞いたことある気もするし聞いたことない気もする、、、。わっかんね。
「あとは、今律樹と同じクラスよー。少し前に転校してきたのよー!!」
転校してきた、???沙希たち、転校生とか来ても別に気にしない感じだった気がしてたけど違うのか、??、、、それとも小山が話しかけた??いや、その可能性の方が高いな。
「そして、とっても優しいけど心配性!!まぁ、律樹のお見舞い毎日来るくらいだものねー!!」
琉斗が言ってたようにやっぱり毎日来てたのか、、、。なんで??
「結花ちゃんにとって律樹は特別なのかもよー!!」
、、、俺が小山にとって特別、???そんなことあるのか、?
「まぁ、律樹も前は1番大切だと思ってたと思うけどねー!」
お母さんの勘!!と言って母さんはニヤニヤしていた。
小山のことが大切、???いや、知らない人だし、、、って言っても記憶ないからなのかもだしな。ほんとに小山のことが大切だったのなら俺今最低なことしてるよな。
今日傷ついた顔してたし。
そう思っていると母さんが立ち上がった。
「まぁ、ゆっくり思い出していけばいいわよ。結花ちゃんだって無理に思い出さなくていいよって言うと思うし!!」
、、、でも今小山を傷つけているなら早く思い出したほうがいいんじゃないのか?
「お母さん時間だから帰るね!!」
そう言うと母さんはドアに手を置いた。その時俺の方に振り向き
「明日!多分結花ちゃん達来ると思うから!私が行ってって言うから!ちゃんと結花ちゃんと話すんだよー!じゃーね!」
「あ、おい!!」
、、、って行ったし、、、。
明日来るのか、???
大丈夫なのか、???
俺はそう思いながら母さんが出ていったドアを見つめた。
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