これからもキミと一緒に居たいから。

病室

、、、今日、琉斗達来るんだよな、???
いつ来るんだろうか。
というかあの夢ほんとになんだったんだろう。
あんなリアルな夢初めて見たんだけど
いやあれは記憶の1部なのかもだしリアルっちゃリアルなのか?
よく分からん。
俺がそんなことを思っていると

「失礼しますー!!」
そんな沙希の元気な声が聞こえてきた。
ガラガラとドアが開き沙希たちは病室に入ってきた。
「律樹!!お見舞い来たぞ〜!!」
と琉斗は笑顔で俺に言った。
元気すぎ。
「別に来なくてもいいのに」
、、、まぁ、母さんに無理やり言われたんだろうけど。
そんなことを思っていたら小山から視線を感じ小山の方を見た。
、、、は??
目合った瞬間小山がすぐに逸らした。
なんで逸らすんだよ。まぁ、昨日あんな酷いこと言ったしこうなるか、、、。
ってなんで俺少し傷ついてるんだよ、!
別に小山のことなんか
俺はそう思いながら小山を見つめていた。
小山は俺が見ているのに気づいているのか居心地悪そうにしていた。
「律樹、昨日色々検査したんでしょ〜??大丈夫だったの??」
、、、あぁそうだった。言った方がいいのか。
俺はそう思い医者から言われた通りに言う。
「いやまぁ、骨にヒビが入ってただけだから大丈夫だけど記憶が1部抜けてるらしい。それ以外は大丈夫だからすぐ学校に行けそう。まぁ寝たっきりだったし、リハビリしないとだけど」
俺がそう言うと3人とも唖然としていた。
「「大丈夫じゃないじゃん」」
と、沙希と小山が言う。
、、、いや大丈夫だろ。多分
そう思っていると沙希が小山を見てニヤニヤしていた。
「やっぱり私たち仲良いね〜!!親友だしね〜!!」
小山が少し困ったようにでも嬉しそうにしていた。
「というかやっぱり記憶喪失なのかよー。はや結花のこと思い出してあげろよー。結花、泣いちゃうから」
と、琉斗が小山指さした。
、、、泣き虫???
「待って!私そんな泣き虫じゃないから!!」
琉斗に反論するように小山が言った。
「え〜??学校に来たなり俺と沙希と話したら律樹のことで号泣してたくせに??」
、、、俺のことで泣いてたのか???
俺がそう思いながら見ると小山は図星なのかぐぬぬ、、、となっていた。
小山可愛いな
、、、って。可愛いってなんだよ。可愛いって、、、。動物みたいで可愛いってことだよな。うん。きっとそうなはず。
「それはそうだけど、、、。」
「いやー結花泣いてるの可愛かったよねー!!律樹くんがっ、!!!律樹くんがっ、!!って!!」
、、、小山そうなのか、、、?
俺はぽかんとしながらそう思っていた。
「ま!律樹は早く記憶戻るといーねー!!」
「、、、あぁ」
早く思い出した方がいいよな。
俺のためにも小山のためにも。
俺、やっぱり無くなった記憶大切なものな気がする。何か大切なことを忘れてる。
「ってことだから!2人とも仲良くしててねー!!」
、、、は??なにが???
俺はぼーっとしてたからか何の話だかよく分からなかった。
そんな中琉斗と沙希が病室を出た。
、、、トイレか??いや、だったら別に一人で行くよな??あ、飲み物か?
多分そうだな。
ってことは今小山と2人っきりか。
、、、今思ってることを言うチャンス??
< 104 / 127 >

この作品をシェア

pagetop