これからもキミと一緒に居たいから。

見覚えがある?

、、、ここは、、、。
って多分夢か。この感じ。
俺は昨日と同じ感覚だったから夢だと確信した。
というかここグラウンド???
なんでグラウンドに居るんだ???
そう思いながら周りを見渡すと小山と沙希が一緒に居た。
居たが、小山が少し嫌そうにしていた。
てかここにあるのハードルか??もしかしてこれからやるやつハードル??
「はい!今日はハードルだぞ!!」
、、、やっぱりか。
そう思いながら自然と小山の方を俺は向いていた。
、、、小山なんか顔色悪くね、?
そう思っていると沙希が心配そうにしながら小山に話しかけていた。
まぁ、大丈夫か。
「はい次!!」
先生達がテンポよく笛を慣らしていく。
小山は順番が近づくにつれどんどん顔色が悪くなっていた。
、、、ほんとに大丈夫か、??
「はい次!」
小山の順番が来て小山は覚悟を決めたように走り出した。
走り出したが
「あっ、!」
小山はつまずいて転んでしまった。
小山、!!
沙希がすぐに小山に近づいて心配そうに話しかけていた。
その時俺の体が小山目掛けて走っていた。
その直後俺はみんなの前で小山を抱えた。
お姫様抱っこで。
小山を抱えた瞬間周りがザワついたのもあってか小山は混乱したようにしていた。
その時沙希が
「律樹??」
と沙希が俺を見てびっくりしたようにしていた。
というか小山
「大丈夫か??」
俺がそう聞くと小山はびっくりした様子で俺を見上げた。
小山は今の状況に理解したのか顔を真っ赤に染っていた。
「そのまま保健室行くから捕まってて」
俺はそれだけ言って保健室へと急いでいた。
その時小山が少し不思議そうにしていたのを俺は見逃さなかった。
というかなんかこの光景、、、見覚えある気が、、、まぁ、そうだよな。記憶の1部だろうし。でも、、、何回もある気が、、、。
俺はそう思いながら小山を保健室へと連れていった。
「失礼します。」
俺はそう言い保健室のドアを開け、周りを見渡していた。
「先生いないな、、、。」
職員室にでもいるのか、??
とりあえず小山の手当てが優先だな。
「小山一旦下ろすぞ」
「は、はい、。」
小山を椅子に座らせ俺は消毒液と絆創膏を探していた。
っては、??
俺はその時なにかに気づいた。
今俺自分の意思で動けてる??
俺は自分の意思で行動も、声も出せることに気がついた。
前は動けなかったよな、??
俺はそう思いながらも消毒液と絆創膏を持って小山の所へ来た。
「消毒するから。染みると思うけど我慢して」
俺はそれだけ言って手当てを始めた。
小山は染みるのか痛そうな顔をしながらも頑張って耐えていた。
、、、可愛いな。
ってまた可愛いって、、、。
何で俺小山のこと可愛いって思うんだろう。
現実でもリアルでも。
動物みたいだからだよな、??
俺はそんなことを思いながら手当てをしていた。
これでいいか。
絆創膏を貼り俺は小山の顔を見た。
「律樹くんこうゆうの慣れてる、?」
小山は不思議そうにしながら聞いてきた。
、、、なんでか、??
俺にも分からないな、、、。
「幼なじみがすぐドジって怪我してたからかもな」
、、、は、??
「そうなんだ、、、。」
いや今勝手に声に出たよな、???
というか幼なじみって琉斗と沙希か??でもあいつらそんなドジしなくないか、??
そんなことを思っていたらまた目の前が真っ暗になった。
、、、起きる合図か。
俺はそう思い暗闇の中目を閉じた。
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